僕の彼女、妹の友達

3/6
90人が本棚に入れています
本棚に追加
/61ページ
彼女と街で遊んでる時、妹から電話が入った。 終電を逃してしまったから、迎えに来て欲しいとの電話だった。 妹もその日、こっちにいる唯一の友達、三年前にモバゲーで知り合ったらしい女の子と遊んでいた。 すぐに二つ返事でOKを出し、彼女に伝えた。彼女は、勿論機嫌は良くない 「はー?なんであなたが迎えにいくわけ?時間もキチンと把握できないわけ?あんたの妹わ!働きもしないでなにやってんの?」 彼女の言う事ももっともだが、一応今はまだ悲しさもあるしと、彼女をさとした。 乗り気ではないが妹を迎えに行き、その後に彼女を送り届ける事にした。 車で30分、妹との待ち合わせの駅につく、友達も一緒だった。 案の定、友達の事も送ってとの事で、僕はなにも拘らず了解をした。 彼女の目が痛い。 はじめまして、彼女が先に言った。 あっどうも、消極的な妹と友達。 その後は、あまり盛り上がらない会話が延々と続いた。 先に友達を送り届け、彼女の家へと向かった。いつもの場所につき、僕は車を降りて、家の前まで歩いた。 「あんたまじ何やってんの?信じらんない、どんだけお人好しなの?もう妹も一緒にすみ出して、二ヶ月だよ?そろそろ仕事ぐらい探せよって言ってよ。あんたの金でいつまでも遊ぼうとしてんだよ?友達まで送ってさ、なんなの?私達のただの障害じゃん」 マシンガントークで責められ、たじろぐ事しか出来ずに謝り、彼女の「もういい帰る」まで、耐えた。
/61ページ

最初のコメントを投稿しよう!