魔王と勇者のいる日々・2

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(……駄目なのだ……) 光に照らされる平原。 (考えても考えても、ドンドンどうすればいいのか分からなくなっているぞ……) 太陽が昇り、夜が明ける。 余達は十分な距離を取って向かい合っていた。 (確かに余とそなたの立場は真逆なのかもしれぬ。 でもだからと言って、本当にこんな道しかないのか?) 正面に立つは見慣れた顔。 毎日ケンカして、競い合って。時には少しだけ分かり合えたはずの相手。 (『勇者』) レオン・ジークハルト。  
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