こんばんは、妖怪

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人間誰しも、暗闇というのは苦手なものである。 何者かが潜んでいるかのように感じ、神経を尖らせる。 こうして視界が闇で覆われている間にも、危険が迫っているかもしれないのだ。 黒々とした虚空の中から、不意に肩を叩かれようものなら、人によっては天井まで飛び上がるかもしれない。 暗黒の中に、本当に脅威が潜伏している可能性を考えた事があるだろうか。 深夜の公園に佇む、この本間という少年のように。
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