番外編 Ⅲ

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「あはは。」 珍しい姿に笑いが溢れる。 「…ちゃんとは余計だよ。」 岡田くんも笑いながら薬を渡してくれた。 ふと肩に重みを感じると同時に、温かい肌が頬に触れた。 「こら。」 耳元で良の声が聞こえ、慌てて離れた。 「おう。ダルそうだな。」 「ダリィよ。…じゃなくて、なんで岡田照れてんの?」 「なんでもないよ。お大事にー。」 岡田くんは、透かさず笑顔で答えた。 良は納得のいかない顔をしながらもゆっくりと病院を後にした。 .
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