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セラ「トンファーこえぇよ」
アラウ「そうそう、それでいいんだよ」
そう言ってトンファーを懐にしまうアディ
アラウ「さて、君の友達に合流させてあげたいんだけど…」
「アディなにやってんだ?早く有志見つけないと騒ぎになんぞヤンブラのせいで」
ちょ、マジで!?
セラ「……俺?」
「あん?……………ブハッ!!なんだこいつマジウケる!!ちょー俺にそっくりなんだけど!!」
アラウ「うるさいよセラフィム、彼は紫藤世羅…迷子らしいよ」
セラフィム?
世羅「マジそっくり…」
セラ「お前は俺の生き別れた弟だ!」
マジで!?
世羅「いや、ないし」
アラウ「馬鹿言ってないで、早く父さんを見つけよう………今は封じられてるから満足に人を探すこともできない、まったく……咬み殺したいくらいに不便だね」
セラ「あ、大丈夫…志貴なら絶対俺を見つけてくれるし」
「「シキ……だと!?」」
え?
セラ「面白い予感しかしない」
アラウ「嫌な予感の間違いでしょ」
なんだ?志貴の知り合い?
セラ「あ…」
セラフィムさんが道の向こうを見て……………あ!
世羅「志貴!」
志貴だ!
一目散に駆け出してぎゅうっと抱きつく
ん?
クンクン…
世羅「志貴の匂いじゃない!」
紅茶の香りをさせた志貴もどきから素早く離れた
「ふむ……セラフィムの隠し子か?」
セラ「ちげぇよ!?」
顔はまんま志貴なのに…
なんか、変人な………しいて言うなら有我さんとか有香さんとかと同類な感じがする………
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