おっぱい部への道程

2/15
6596人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
  君達は、おっぱいをどういうものだと考えているだろうか。 性の対象? 癒し? 羨望の対象? 女性のステータスの一つ? 母性の象徴? 今挙げた例は、全て正解である。おっぱいとは、さまざまな顔を持つ魔性の果実なのだ。 おっぱいは、しばしば地球に例えられる。 谷間や絶壁が存在し、前かがみになった女性の胸元からチラリと覗く〝北半球〟。 ブラやチューブトップからはみ出した魅惑の曲線。たくし上げられた上着からちらつかせられることもある。我々の想像力を刺激してやまない〝南半球〟。 袖の隙間からチラリと見える瞬間に、我々は至上の喜びを得る〝東半球に西半球〟。 そしてその中心に、禁断のエデンが存在するのだ。 人が生まれし時、誰もが見ているであろうそれが、成長していくにつれて遠くなり、神格化されていく。 おっぱいとは何よりも近くて何よりも遠いものなのだ。 OPPAI。 おっぱいのOは、OCEAN(海)のO。 おっぱいの一つ目のPは、PLANT(植物)のP。 おっぱいの二つ目のPは、PEOPLE(人々)のP。 おっぱいのAは、AIR(空気)のA. おっぱいのIは、ISLAND(島)のI。 そう、おっぱい・イズ・ワールド。 ワールド・イズ・おっぱい。 ――即ちおっぱいは、世界そのものなのだ。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!