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君達は、おっぱいをどういうものだと考えているだろうか。
性の対象? 癒し? 羨望の対象? 女性のステータスの一つ? 母性の象徴?
今挙げた例は、全て正解である。おっぱいとは、さまざまな顔を持つ魔性の果実なのだ。
おっぱいは、しばしば地球に例えられる。
谷間や絶壁が存在し、前かがみになった女性の胸元からチラリと覗く〝北半球〟。
ブラやチューブトップからはみ出した魅惑の曲線。たくし上げられた上着からちらつかせられることもある。我々の想像力を刺激してやまない〝南半球〟。
袖の隙間からチラリと見える瞬間に、我々は至上の喜びを得る〝東半球に西半球〟。
そしてその中心に、禁断のエデンが存在するのだ。
人が生まれし時、誰もが見ているであろうそれが、成長していくにつれて遠くなり、神格化されていく。
おっぱいとは何よりも近くて何よりも遠いものなのだ。
OPPAI。
おっぱいのOは、OCEAN(海)のO。
おっぱいの一つ目のPは、PLANT(植物)のP。
おっぱいの二つ目のPは、PEOPLE(人々)のP。
おっぱいのAは、AIR(空気)のA.
おっぱいのIは、ISLAND(島)のI。
そう、おっぱい・イズ・ワールド。
ワールド・イズ・おっぱい。
――即ちおっぱいは、世界そのものなのだ。
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