第7章 『誕 生』

46/51
23834人が本棚に入れています
本棚に追加
/1111ページ
話を戻しまして、皆様の出産体験談、本当に興味深かったですね~。 ちなみに私の時は二日間の陣痛に苦しんだ挙句、それでも7センチ以上子宮口が開かず、力尽きて死にかけまして。 急遽帝王切開になったんです。 もう、その時の私の心境は、 「なんでもいいから、早く取り出して!解放して!切るなら切って!」 って心境だったにも関わらず、 「では手術と麻酔の説明をさせて頂きます」 とクリップボードを手に説明してくれる先生。 ・・・・・・・・・ 説明なんぞいいから切れやああああ! と叫びだしたい気持ちを必死で抑制させていると、 「それではこちらにサインを」 と死にかけの私にサインを要求。 この状態でサインだと? できるかあああ! と思いましたが黙ってがんばってサインしましたよ、はい。 まあ、陣痛と腹切りと、一度で二度美味しい体験を出来まして。 いい経験が出来て良かったかなと今は思っています(遠い目) ※医療関係者にとって絶対に必要な手続きであることは分かっているんですが、その時の私はそんなこと理解できないくらいに切羽詰まっていたという話ですのでご了承下さいm(__)m
/1111ページ

最初のコメントを投稿しよう!