不協和音

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トシが溜息混じりに呟く。 「…おま、橋架は一応先輩なんだけど」 「お前だって呼び捨てだろ?」 まあいいのか?本人も聞こえてないようだし。 「嬉しいこと言ってくれんじゃん?美扇?俺、お前にバカ呼ばわりされる筋合いないんだけど」 wwwばっちり聞こえてたあああああ! 「おま、早く謝っとけ!またガラスが、邪神が復活するから!」 「いや、その必要はない。朝比奈は確かにバカだからな」 うんうん頷きながら橋架の首根っこを掴む鏑木先輩。 いやああああ萌えるうう!これは俺を、萌え殺す気かwww剥げる! 「ほら、謝れ。だいいちお前らの仲を直させようとしただけだろう、本堂君は」 いえ、下心ありありでs… 「全くそのとうりですう」 「嘘つけ」 ボソッとトシに言われたけれど気にしなーい! 「ああ、それと本堂君は親衛隊隊長だったな。個人的に親衛隊隊長の本堂君に興味がある。今度風紀に遊びに来てくれ」 「は、な、せ!鏑木!」 鏑木先輩、片手で橋架の首根っこを掴んでるwww細マッチョだwww 「はい、喜んで」 「あーあ、委員長さんもおお気に入りなのお?」 明日香さん、そ、それは嫉妬ですかああ!橋架というものがありながら、けしからんwww駄菓子菓子!応援するぞおおお! 「じゃ、俺達もう帰ります」 えー!もっといようよお。 トシの提案却下! 「そうだな。後、本堂君次第でいいんだが、朝比奈と部屋変えるか?」 委員長の有難い申し出に一瞬まよったけれど、 「あー、大丈夫ですよ。これからは用心するんで」 いや、別に橋架が捨てられた子犬に見えた訳じゃないからな!
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