うっ……嘘!?

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家に帰ると俺は早速、ベットに寝転んだ。 ポケットから勾玉を取り出し、頭上にかざす。 友人の話によると、やはりあの時何も変わったことはなかったのこと…… もしかしたら市外にいた可能性も考えられたので、いる場所も聞いたが、あの時俺自身がいた場所からそれほど遠くない場所だった。 嘘をついている感じはしないし、嘘をつく理由もない。 まるで白昼夢を見ている様だが、日光を浴び紫色の輝きを放っている勾玉が夢では無かったという現実を示している。 ――願い事か…… どうせ駄目元だし、願ってみる価値もあるかもしれない。 ただ願うだけなら時間も喰わないし、お金もかからない。 駄目だったら駄目で、『まぁ当然か……』となるしな 俺は勾玉を手に握り締めた。 ――さて、何を願うか…… まぁ、実験だし金で良いか…… 俺は勾玉に対して強く念ず。 (金が欲しい) 「……」 ……何分か経ったが何も起こらない。 やはりでたらめか…… 俺はそう思い、勾玉を机の上に放る。 その時、頭の中に浮かんだあるルールを思い出した。
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