うっ……嘘!?

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――勾玉所持者、又は勾玉自体に関する願いは無効 あの時は良く意味が分からなかったけど、もしかしてそれが原因か…… 『金が欲しい』と言う願い事は俺自身が金を手に入れると言う事だから、叶わなかった。 って言うか、もしその通りだったら使いがっては糞悪いことになるな…… なんせ俺自身の願いが1つも叶わないことになる。 いつの間にか勾玉を信じきってるのが、不思議に感じるが、今は何を願うか必死に頭を働かせる。 俺は悩んだ末、ある屁理屈を思い付いた。 俺は早速財布を持ち、家を出る。 そしてそのまま宝くじ売場に行き、ロト6を買った。 選んだ番号は1・2・3・4・5・6 普通ならまず当たりそうもない連立した数字 俺は勾玉に念じた。 (第○回ロト6の当たり番号が1・2・3・4・5・6になりますように) もし、これが当たれば勾玉の信憑性はほぼ確実な物となる。 そして俺は金持ちに…… 俺は再びポケットに勾玉をしまった。 それが淡い光を放ち、削られ書かれていた0と言う文字が1になったのを気づかずに……
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