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れいかは敵と恋をする
み「で、話って?」
れいかは無言のままだ。足元では二羽の鳩が餌を啄んでいる。木々が風で揺れ秋の気配を感じさせた。
み「言わなきゃわかんないよ。私も悩み事ぐらいはある!話してくれなきゃ…」
れ「ジョーカーさんのことが気になって」
れいかはつい大声で喋ってしまった。
み「嘘!?」
れ「自分の気持ちに嘘はつけません」
ーバッドエンド王国
ウ「お前最近挙動不審だぞ」
マ「そんなことないだわさ。それを言ったらジョーカーのほうがヘンテコだわさ」
ウ「そうさジョーカーのことだ」
ウルフルンはジョーカーに近づいていった。そして仮面を取ろうとした。
ジ「何をするのです?これ?ああこれは接着してあるのですよ」
ウ「胡散臭せえ」
ジ「あなた言いたげな表情してますね」
ウ「恋してるらしいな。アカオーニに聞いたぞ。好みはテンプレでエロゲに出てきそうな、青木れいかって野郎だって」
ジ「人に聞かなくても、ボクの異性への性的嗜好なんてだいたいわかっているのしょ?」
ウ「―ああ、まあそんな感じだと思っていたよ。本題だがれいかに片想いしてるんだな?」
ジ「チッ」
ウルフルンは優位になった気がした。
ウ「バッドエナジーも貯まったし、あいつそろそろ死ぬぜ」
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