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リュウ「青かぁ……これどう?少し派手?」
りゅうは、深い青の着物を手にしている。
何かの花が描かれており、蝶が少し飛んでいた。
キラ「あ、それかわいい!」
色も柄も、私好みだ。
リュウ「試着してみなよ。」
あ、この時代も試着できるんだ。
キラ「うん。」
リュウ「すいません、これ、試着したいんですけど。」
「へえ、かしこまりました。ささ、こちらへ。」
キラ「あ、はい。」
部屋の奥へと通された。
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「──さ、完成っ。」
着付けてくれた女将さんに、着物の帯をぽんっとたたかれる。
「綺麗やねぇ。」
キラ「いや、そんな……」
「お化粧も──て、あんた、変わったお化粧してはりますなぁ。」
キラ「ああ…故郷の化粧です。」
薄めの紫、白をあわせたアイシャドーに、ブラウンのアイライン、ビューラーであげた睫毛にマスカラ。
白のラインでかいたハイライト。
「随分長い睫毛で……西洋のおにんぎょさんみたいや。」
キラ「あ、ありがとうございます。」
「ほな、行こか。」
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