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それからも、啄むようなキスをされて――。
「そっそら!!」
「なに?」
「なんで…こんなこと…。」
「好きだから。」
「――っ!!」
「実空が…好きだから。」
ズルいよ…。
そんな…。
「実空は?」
「へっ?」
空の親指が私の唇をなぞる。
「キス…受け入れてくれるって事は…。期待してもいいの?」
「実空…。言って?俺のこと、どう思ってる?」
そんなの…。
「……き。」
「聞こえないな。もう少し、大きな声で。」
「…すき。」
空は、満面の笑みで。
「俺もだよ。」
って。
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