647人が本棚に入れています
本棚に追加
/203ページ
【前作の内容】
受験生の陵汰は学校からの帰り道。
同級の渉と共に、しつこい男に言い寄られる少女、直を発見。
女子のピンチを見過ごすなんぞ不可能な彼は、当然首を突っ込み、男を追い払う。
そこまでは良かったものの、ちゃっかり彼氏に立候補。
渋る直に対して『しばらくは仮彼氏』って事で！と押し切り、受験生とリア充の両立に踏み切り、呆れる渉のバイオレンスなツッコミにもめげず、大人しい性格の直とのお付き合いを始めます。
陵汰の仮彼女となった直は、人気者の幼馴染の存在が原因で中学時代に虐めを受け、そのせいで目立つ事を好まず、自分に自信を持つ事が出来ないでいました。
しかし周囲の反応や外面にに惑わされず、人の本質を見る陵汰と関わる中で、自分と言う人間を受け入れ始めます。
同時に陵汰は、少しづつ前を向いて歩こうと努力する直に本気で惹かれていきますが。
他人に依存する事をやめようと決心した直にフられてしまいます。
未練どっぷりの陵汰ですが、不仲だった両親との記憶や、孤独な幼少時代の経験から、自身の感情よりも相手の要求を優先させてしまい、直に自分の気持ちを再度伝える事が出来ません。
お互いに相手を思いながらも、距離が開いていく2人。
そんな中、直は初恋の幼馴染からの告白を受け、陵汰は元カノから、よりを戻したいと伝えられます。
陵汰と直は揺れ動きながらも、お互いへの想いを再度自覚し、自分の気持ちを貫く事を選択。
そして……
自分が傍にいない事が、相手の幸せであるなら、1人でいる事を選んでしまう陵汰でしたが。
『柴崎直が、好きだぁぁーーーー！』
昼休み、全校生徒の前で公開告白の結果。
心から大切な人の隣を……
『めでたくＧＥＴですっ』
おめでとさん、陵汰。
本作はこのお話しの続き。
最初のコメントを投稿しよう！