プロローグ

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俺は今窮地に立たされている。 窮地と言っても命に係わるほど重大なものではないが、とにかくピンチなのだ。 状況を説明すると、俺は教室の窓側の壁に追いやられ、それをクラスの女生徒三人が俺を取り囲んでいる。 この女生徒三人は俺の幼馴染で三つ子の姉妹だ。 彼女達は校内でも有名な美人姉妹で、プロポーションも高校生とは思えないほど抜群である。 そんな彼女達はその事を鼻にかける事もなく自然体で接するため、男女共に好かれている。 しかし、それは学校での話。実際の彼女達はとても狂暴なのだ。 現に、幼なじみである俺は幾度となく彼女たちの襲撃を受けた。 あるときは些細な事で袋叩きにあい、またあるときは自宅の柱に縛り付けられくすぐりの刑に………………。 言い出すときりがないのでこれぐらいにしておくが、兎に角、この三姉妹は狂暴なのだ。 話を戻そう。 何故こんな状況に陥ってるかと言うと、話はこの前の金曜日にさかのぼる。
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