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「どうした秀、ため息なんてついて……」
アルトはそこで区切り、何やらイラついた様子になり
「……なにか悩んでいることがあったら遠慮なく私たちに言うんだぞ?」
「あぁ…悪い」
なんとなく言葉を濁してしまう。
「秀は……私たちの事が信用できないのか?」
「…え?な、なんでそうなるんだ!?」
「だって、秀最近よくため息ついてるよ??」
ユミが下から俺の顔を覗き込むように言う。
「それに、なんかここ2日元気がないみたいだし…」
ユミはそう言って俯く。
「なぁ、秀……何か悩み事があったら私たちに相談してくれないか?
それとも私じゃダメなのか?ユミならいいのか?」
「え?え?え?」
アルトが目に涙をためながら聞いてくる。
初めての経験で、どうしたらいいのかわからない…。
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