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数千の月日は流れ、楽園には神の創造した生命が溢れていました。
たった二人の人を除いてではありましたが、生命は次世代の命を育みラグナスは豊かな惑星へと変わりました。
ある時、イブはエバに愁いを湛え言いました「お前が男であったならば、私はどんなに喜ばしかっただろうか」と…
それは神を否定する呪語でありました
その日からイブは永久の命を失ってしまいました
エバは神に言いました「イブだけを
短命になさるなら、私も短命になさいまし。それが叶わぬなら私も呪語を申しましょう。」
神はエバが女の性を捨てるのならばそれに応えようと云うと、エバは頷き神の前に長き髪を卸し置きました。
神はその髪から左羽を創造しエバに与え、歌と一滴の涙を祝福にエバを短命な男性へと変え、イブと共に楽園から追放しました。
エバは名を「アダム」と改め、イブと夫婦になり今日の人類の祖になりました
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