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そして、クリスマスの日
ユキヒロが私に告白した
「好きだよ、ミキ…。俺が幸せにする」
いつものユキヒロとは違い、とても真剣だった
嬉しかった
誰かに必要とされることをずっと夢見ていたから
「ずっと…傍に居るから」
そう言って、彼が私の手を握って微笑んでくれたのを今でも覚えている
そして
付き合うようになってから私はユキヒロに喜んでもらいたくてお弁当やお菓子を作ったり手編みのマフラーをプレゼントしたりした
マフラーはつけてもらえなかったけど受け取ってもらえただけでも嬉しかった
そして…
彼の誕生日に私は
この身を、捧げた
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