勉強が趣味だから仕方ない。だから絡むな、気にするな。

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  「……」 「………」 「…………」 「……………」 「………………え、えぇ~?」 困惑気味に声を絞り出したのは、茶髪な人。 ついでに襟首を掴む力が緩んだのが分かったから、逃げ出そうと走り出す。 「おっと!!」 「――ふっ、ぐ」 そしたら、気づいた茶髪の人にまた襟首を掴み直されてしまった。 けほけほと軽く咳き込めば、ごめんごめん。と軽く謝られる。 「とりあえず逃げるのやめようか。副会長殺ったの君だし、保健室に運ぶの手伝ってよ」 「……殺ってない」 「あ、そっか。まだ死んでないんだっけ」 そう呟いた茶髪の人を、背を向けたまま見上げてみる。 何なんだ、こいつ? さっきと全然口調が違う。 気持ち悪いことに変わりはないけど。 ずっと見てたら、怯えた顔をされた。 「な、何っ?!睨むの止めようよっ!!」 「……睨んでない」 ただ目付きが悪いだけ。 言っても信じないだろうから、言わないけど。 きゅっと唇を噛みしめて、そっと顔をそらす。 やっぱり、睨んでるように見えるんだな。なんて、今更な事を思った。 胸のとこがぐるぐるする感じにやっぱり関わらなきゃ良かったと思う。 胸のとこが気持ち悪い。 横顔に変――茶髪の人の視線を感じたまま黙ってると、暫くして茶髪の人は何かを納得したように頷いた。 「あ、なんだ…そっかそっか。 一匹狼ktkrー!!と思いきや…なかなか可愛いジャマイカ」 「?」 ジャマイカ? 何でここでカリブ海の島国が出てくる?  
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