月あかり

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月あかり

夜空に浮かぶ月をみつめ 真夜中の街を歩いていく 今宵も不意に思い返す 初めて愛したあの日々を 月明かりを頼りにあの桟橋渡れば あふれてくるこの想いが 遠い夏のあの日へ続くよ 君の横顔 優しい瞳 すべてが過去へ溶けていくよ あの日の君の穏やかな声が今も心に鳴り響く のばしてみるよ 僕の手のひら あの空の月へとむかって みえているのに届きはしない まるで君への想いのようだ
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