恋敵は妹

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「お姉ちゃん行こ。」 ふたりでハヤテさんの部屋に向かった。 「お、来た来た ま、とりあえず一杯。」 「じゃ、かんぱーい。」 宴会は楽しかった。 でも、なんか胸に穴が開いているような感じで心から楽しむことはできなかった。 (ねえ、由貴ちゃん 由麻さんどうしたの? なんか元気ないみたいだけど) (大丈夫…あ、そうそう 後でお願いがあるんですけど 今は適当に話合わせてくれます) (わかった) 「えー、ハヤテさん 明日の朝、帰っちゃうんですか」 「えっ・・・あぁそうそう さっき電話が入って そうなりそうなんだ。」 え、ハヤテさんが明朝帰る? 「それじゃ、明日は一緒に滑れないんですね。」 「そうなるかな。」 あ、だめだ、涙がでてきた。 「ごめんなさい、部屋に帰ります。」 「お姉ちゃん。」 そう言ってハヤテさんの部屋を出て、自分の部屋に戻った。 「おいこら、由貴ちゃん 何企んでんの?」 「ハヤテさん ここからが本番ですから。 ・・・・」
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