1ウイルス;分解

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「ただいまー。」 ガッチャ。 小さく呟きながら玄関の戸を開け、靴を脱ぐ。ついでに靴下も。今日はほんとに冷える…。上着は脱がないでおこうか。 ええと、ウサギさんのスリッパは……と。 「あぁ、あった。」 これは愛用のスリッパ。冬場になると必ず出てくる、ウサギさんスリッパ。 これだけはいつも俺に温かく接してくれる。 ………寂しいかなw そんな中、マイホームはシーンと静まり返っていた。 セキ●イハイムとかのCMでは有り得ないことだが、俺の家は結構よくあることだよ。 親が共働きなものでねぇ。 しかも俺、一人っ子なんだよ。 うん、別にどーでもいーか。 自主規制。 二階にある、マイルゥム(マイルーム)へ歩みを進める。 何年経っても面倒臭いですな、この階段は。 そして、部屋のドアを開ける。 小さな3つの窓にいつも通りきっちりと閉まった紺色のカーテン。ちなみに茶色いシミ付き。 俺の寝床であるソファ。ちなみにこれも茶色いシミ付き。 あとは黒いクローゼット(だじゃれじゃないよ)と丸テーブル。 皆さんお察しの通り、これらも茶色いシミ付きですよw 俺は全てをウォーキングスルー(ドライブスルーじゃないしなぁ…)して、PCが置いてあるいつものデスクの前に腰を下ろした。 「ふぅ…。」 あ、電気付けよ。暗いし。 カチッ 「?」 そこには、俺のPCの無残な姿があった。 泣いた。
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