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勢いに圧されて、手を合わせてからスプーンでお粥みたいなものを口に入れる。
「…美味しい…」
そうつぶやくと、手が勝手に口に運んで行く。
「→→!〆2*45。→\:$♪#。」
男が何かしゃべると、少し離れた所に座った男の前に、メイドがどんどんと料理を運んで行く。2皿、4皿、6皿…長いテーブルが、美味しそうな料理を埋め尽くしていく。…それにしても運びすぎじゃね?軽く15皿は並んでる。
「1ー!8*6♪7☆5!→ー☆、0☆…5☆2?」
うお…酒?まだ外は明るいぞ?空は青いぞ?早いだろ!?
男はカパカパと上品なグラスに注がれた酒を呑みながら、驚くべきスピードで皿を空にして行く。俺はお粥を食べながら、そいつの人間離れした胃袋にため息をついた。
なにやってんだろ、俺。このまましばらくこいつの家にお世話になりそうなんだけど…
俺はまた、ため息をついた。
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