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side 鈴木優樹
「…ぅ……………」
目を開けると、何やら豪華な装飾が施された天井が見える。
「……………?」
起き上がってみると、俺はキングサイズの天蓋付きベッドに寝かされており、豪華絢爛という言葉以外似合わないであろう部屋にいた。
「………あ………そうだ、俺…玄関開けたら変なとこにいて…」
…今俺は眠っていたはずだから、夢という考えは否定される。…たぶん。
「…これは…現実なのか?」
自分の手のひらをつねってみる。
「…痛い…」
やっぱり夢ではなさそうだ。
「…とにかく…ここは何処なんだ?」
恐ろしくフカフカなベッドから降りると、自分が長袖の真っ白なワンピースのようなものを着せられており、裸足だという事に気付く。
「………病院の服の代わりなのか?確かにこれなら看病しやすいな。」
見回しても他のものは無かったから、そのまま部屋の外へ行く事にした。
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