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肌触りの良いフカフカな絨毯を歩き、廊下に続いているであろう扉を開ける。
「……………廊下の横幅が俺の部屋と同じくらいあるとか…」
大理石と思われるツヤツヤした石の床に、こちらも部屋のに劣らずフカフカな絨毯が伸びている。
「…ひとまず、ものすごい金持ちの家なのは分かったな。」
部屋を出て、なんとなく左に向かって歩く。廊下の両端には、等間隔に豪華な花が真っ白な花瓶にたくさん生けられていた。
「1!→7→:♪→\・☆☆÷2?」
後ろから聞いた事のある声。振り向くと、なにやら怪しげなマント?を着た金髪碧眼の男がこちらに急ぎ足で向かってきた。
「……………はっ!」
そういえば、聞きたい事が大量にある。
「おい!ココは何処だ?お前は何者だ?俺はなんでここにいる!?」
俺が大声でまくし立て、詰め寄ると、男はとても驚いた顔をした。
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