概観

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妖怪は人々の万物に対する恐怖の現れを具象化したものとされ、ここでもその定義に則って精神活動が生んだ生命体として描いています(西洋の怪物も同様に妖怪とみなします)。又、その定義に則った結果として神道の神々も妖怪と同列に設定しております。 八方project各書の舞台となる若知と妖怪界において、妖怪は社会に溶け込む為の人化体と元来の姿である妖体の二つの姿を使い分けています(中には本質的に妖体と人化体の区別が曖昧なものや、妖体しか持たないものもいますが)。 妖怪には種族毎に特殊能力があり、人々への益や害はこれら能力によるものとなります。但し、能力自体は一部の人間にも備わっており、必ずしも能力持ちと妖怪は一致しません。 人間界と妖怪界の往来は基本的に困難であり、ごく限られた管理者の関与を除けば余程の上級妖怪でもない限りはそもそも両界を隔てる結界の存在すら知覚出来ません。
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