新たな世界

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数日が経過した。 ここは、金髪女性イーラの屋敷内 黒の長髪、ゴスロリ服の女性はカーと呼ばれる石板に封印されていたラウムと言う女性のデビルだ。 ラウムに助けられた女性は、まだ眠りから覚めない ラウムはイーラに 「まだ眠り続けているなんて…私には人間という生き物が理解できません」 そう言うとイーラは何やら読書中の所、ラウムをチラッと見た びっくりしたラウムは こう言った 「も、申し訳ございません」 読書をやめたイーラがラウムに 「彼女は人間じゃないわ…」 驚くラウム 「え、人間ではないのですか?」 会話中、数日眠りから覚めない彼女の身体がピクリと動いた それに気付いたイーラは長い間静かに眠り続けていた茶髪の女性に近付いて行く いよいよ、海岸の砂浜の波打ち際に打ち上げられた茶髪の女性が長い間からの眠りから目覚める それを見ていたイーラは茶髪の女性に 「ようやく目覚めましたか…」 茶髪の女性はイーラに 「あれ?…ここは………?」 イーラが彼女に尋ねる 「ここは四月島の私の屋敷よ、貴女はハダト・マリアさんですね?」 ラウムは驚きを隠せない 「ハ…ハダト・マリアって、もしやバビロア魔界を平定したサンダーウィッチの?」 長い間からの眠りから覚めた茶髪の女性が言う 「そうだけど、貴女達は?」 目覚めたばかりで ここが何処かも分からないハダト・マリア イーラはハダト・マリアに 「残念だけど、ここはバビロア魔界じゃないよ」 そう、ハダト・マリアはバビロア魔界から魔界でも位置付けされていない月が4つある四月島と言う魔界に飛ばされていたのだ この四月島には、それぞれ4つある月を傘下に東西南北の勢力に分かれていて領土を広げる為に勢力争いをしていた イーラは西の月を傘下にした勢力下の棟梁、つまりリーダーだ イーラは西の月の領土の海岸に打ち上げられるハダト・マリアを予感してラウムと言うデビルをカーと呼ばれるデビルを封印する石板から封印を解き放ち解放したのだ イーラはラウムに 「これからはハダト・マリアさんにお着きなさい」 そう言った ラウムは 「承知しました」 イーラに即答した デビルは100数種類いて、それぞれ能力が違う ラウムは相手の体力を半分削り味方に削り取った体力を加算する驚異的な能力を持ったデビルだimage=462798432.jpg
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