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そんな、ある日の話だ。
いきなりだがキャンプファイアーをしたくなった。
家の中は論外として外だと問題になる、残るは屋上だが勿論コンクリであるから下に焦げ跡が残ってしまう。
しかしそこで馬鹿で無駄に活動力のある高校生が諦める訳はなし……
考えた末、菜園の土を下にひいた。
ちなみにガソリンや石炭や木材も大量にあったりする、それらを使ってファイアー!とした訳である。
今だと厳しいので真似はしない方が良い、容赦なく消防車を呼ばれるだろう。
星空の下、友人と共に火を囲み、串で刺した肉を焼き(面倒なので下処理は台所でしたが)何故かあったギターを弾いて青春というか馬鹿をした。
ある日は科学の本を見ながら99%のウォッカと水を半々で混ぜ机に溢し火を付けたり。
ちなみに純度100のアルコールと水の混合液に火をつけてもアルコールで火は出るが入ってる水が蒸発して熱を逃がすので机は燃えなかったりする。
ある時は腹が減ったので冷蔵庫の中から適当に出してきた料理で創作料理をして失敗してみたり
(残った料理はスタッフがマズそうに食べました)
またある時は本棚の端から端までを昼から深夜まで読みふけってみたり。
だいたいがそんな毎日をおくっていた。
想像するなら萩尾望都の「恐るべき子供たち」だろうか
ただ、その世界と違うことは学校には通っていたし友達もいたしPCがあって色々と学べたことだろう。
堕ちていくような閉鎖空間にはならなかった。
そんな毎日だった。
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