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それから数十分ほどサラはもがき苦しみ、ぐったりとしてしまった。せっかくお風呂に入ってきたのに汗だくだ。
「無事終わったようですね。」
「本当に無事なのか?」
「はい、フレイ様。フレイヤ様は強いですから。」
ワルキュイヤたちにサラを大浴場につれていかせるリーダー。しかし少し考えてから、リーダー自身も大浴場に向かった。
あの子達に任せると大変……リーダーはやけに速いワルキュイヤたちに追い付こうと速度をあげた。
残されたオーディンたちはとりあえず安心だ。後でサラに怒られるのは承知のこと。
「これでサラも神に戻ってきた……」
ロキはうつむき、誰にも聞こえないくらい小さく呟いた。
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