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真っ白が辺り一面を埋め尽くしている。
ここは、死の世界か?
それとも、生と死の間だろうか。
そんなことを考えていると、眩い光が……。
「うわっ」
つい声が漏れてしまい、それと同時に目を閉じる。
しばらくして目を開けると、見たことある風景、というか俺が通ってた保育園に俺はいた。
当時の俺はいるのか?
辺りを探すがいなかったので、クラスに向かう。
どうやら、新しく来た子が……って俺か!
てことは、俺が初めて保育園に来た時か。
「は、はじめまして。前嶋…祐喜です。よ、よろしく、おねがいします」
皆が一斉によろしくと言った。
その後自由時間になった。
俺は一人でぽつりと席に座ってた。
その時声を掛けてくれたのは彼だった。
「ま、前嶋くん。僕、栗原友樹です。一緒に遊ぼう」
「え、いいの?」
「うん、もちろんだよ」
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