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「おお、上内!
犯人を捕まえたのか!? 」
寺の裏手から、名代を先頭にドヤドヤと県警の刑事達が集まって来ました。
「名代警部。
……偶然です。
久留間さん達を捜していたら、犯人が彼女達を襲おうとした場面に偶然遭遇しました。
犯人は今迄の事件への関与も口にしています」
「いやあ、そうか!
偶然でも何でもいい。
これでスカした東京もんの鼻を明かせるってもんだ!
はははっ! 」
上内は幸恵を別の刑事達に引き渡しながら、名代には幸恵が持っていた凶器を見せました。
「これが、犯行に使われていた凶器です」
「おお、これが凶器か!
んん?
メスのようだが、何だか違うな。
一体これは、何だ!? 」
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