新たなる目覚めに

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「姫様は、城に残ってもらいます。」 私は、黙ってうなずくしか無かった。 最近、夢でよく声を聞く。 「貴女が未来。ワタシは」 「えっ!何よく聞こえないよ。貴女は誰?」 「歴史の闇に呑まれないでね。」 絶対に…。 いつも、聞こえない言葉が毎日少しづつだが解るようになった。 これが、歴史の崩れる合図だなんてこの時は、まだ知りもしなかった。
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