21人が本棚に入れています
本棚に追加
/994ページ
「ボサッとしてんなよ!」
麒麟が再び動く。
だが、それよりも一瞬早くバタフライが先に動きを見せた。
「ノーズウィップ!」
頭部を横に振って殴られたお返しをしようと後頭部の鞭を打つ
狙うのはやられた箇所『顔面』だ。
しかしノーズウィップは空振りをしてしまう。
正しくは麒麟が横に逃げてさらにノーズウィップを掴んだのだ。
そして麒麟はノーズウィップを片腕で引っ張った。
するとバタフライもろとも麒麟の方へ引き寄せられていった
そこへ麒麟が逆の腕で顔面にカウンターを喰らわした。
「ブレイクファイヤー!」
そこへサーベルが手のひらから炎の弾を飛ばし、麒麟の腹部にヒットさせた。
「そっちこそボサッとしてんなよ?」
筒井はそっくりそのままバイセルへ言い返してやった、と同時に相手を怒らせようと目論む。
「ありがとうタケちゃん…やっぱり近接戦闘は避けるべきだね、ナナシの機体みたいに」
「でもこの機体、近接戦以外の戦い方もするようだよ松井さん?」
二人の中で麒麟は仮想ファイティング・オブ・スターとなった。
最初のコメントを投稿しよう!