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鍬兎side------------------------------
「…分かったよ…取り行けばいいんだろ…」
「よろしくー^^☆」
「…ったく……」
あきらにジャンケンで負けて……親父の部屋にある噂のアルバムを取りに行く
なんでもあきらがこの前偶然奇妙な写真を見つけたとかどうとかで……。
ちょっと見たいと言っただけなのに何故かこんなことになってしまった…。
…まあ、もういいけど…。
『……ー。』
親父の部屋のドアを開ける…。
中に入って…案外綺麗な室内を見渡す
えっと……確か……このへんかな…。
「…?」
あきらがアルバムがあるって言っていた場所を探す
「…明兎…」
「…っ!?」
「…ー。」
探すのに気を取られてて親父がいることに気づかなかった…。
…てかこんなとこで寝てんなよ……;。
「……?」
って今………あき…と……って言ったかな…。
確実に俺の名前じゃなかった気が……
「…鍬兎か…。どうした」
「あ、えっと……あきらが…ペン落としたみたいだから…と、取り来た…」
「…。そうか」
「…ん………」
「……。」
「っ…な、なんだよ…」
親父に頭をポンポンと叩かれるみたいに撫でられる
「……。」
「っ…ー。」
親父の表情は何故か少し微笑んでいるみたいな感じで…。
っ…?
下を向くと…あきらの言う奇妙な写真とやらが目に入った…。
多分これだ…
これ…燈磨………?
…でも…なんか違うような………
「…―。」
親父が出て行ってからその少し古い写真を取る
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