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「ム~ド~ちゃん♪」
「………死ね」
朝、誰かの気配を感じて目を覚ますのと同時に聞こえてきたうざってぇ呼び方。
見ると、紫のヤロォが怪しい笑顔を浮かべていやがった。
時計に目を向けると、午前5時。
冗談じゃねぇな…
「つぅかテメェ、朝っぱらから人の部屋に来て、何の用だ…?」
「酷い言いぐさねぇ
橙は隣で寝てるのに」
言われ、横を見ると確かに橙は布団にくるまって寝てやがる。
俺は座布団を枕にして寝てたから問題はねぇが…
「けっ……
この糞ガキは昨晩、勝手に遊びに来やがって、そのまま寝ちまったんだよ…」
「藍が聞いたら発狂ものね…
それより殺人者、貴方には今から行ってほしい所があるの」
「……あぁ?」
また糞めんどくせぇ事を良い始めたなぁ…
今度は何をやらせるつもりだぁ?
「このお酒を、白玉楼まで持って行ってくれる?
前から幽々子に頼まれていたものなんだけど、昨日催促されて、一日掛けて探しだしたのよ」
「…………ッツ。
アホかテメェ?
んなもん自分で持ってきゃ良いだろぉが…!
大体俺は幽々子とかいう奴のことは知らねぇし、テメェで行った方がスムーズだと思うぜぇ…?」
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