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「な…長ぇ…!」
かれこれ30分は歩いただろうが、一向に登り終わらねぇ…!
一応天辺は見えてるがぁ、何だってこんなに長くする必要があんだよ…!!
若干息を切らしながら、それでも何とか到着する。
そんで確認。
見ると、和風のでけぇ屋敷みてぇな建物だ。
つぅか、庭が広い。
あれは桜の木か?
そいつが何本もはえてやがる。
建物の感じは、紫ん所と雰囲気が似てやがるな…
「まぁ良い…
さっさと渡してさっさと帰るか……」
『そこの貴様っ!動くなっ!!』
「あぁ…?」
突然の声に振り向く。
そこに居たのは女。見た目はガキ。
俺と同じ銀髪で、黒いリボンをつけ、緑色が主体となった服を着てやがる。
そんで腰には二本の刀。
だがしかし、んな事よりも気になるもんがあった。
それは白い物体。
女の周りを、何やら白い物体がプカプカと浮かんでやがるのだ…
「んだぁ?テメェ…」
「私はこの屋敷の門番兼庭師、そして幽々子様のお世話をしている魂魄妖夢だ!」
魂魄…妖夢……?
見たことがねぇ……
この間の大会にも参加してねぇってことか…
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