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「ヒナさん、おいで?」
「むっ…無理……」
ベッドの端で必死に抵抗を試みる。
「大丈夫。怖くないよ。
ヒナさんの嫌がる事はしないから…おいで?」
先輩とはそこまではいってなくて…
その前に、未経験だと伝えた後の隼人の嬉しそうな顔に…
思わず後退り。
何でこんなに恥ずかしいのだろうか…
「ヒナさーん?捕まえた」
「ひゃぁ」
やんわりと押し倒されて…
隼人に見下ろされている。
「嫌なの?」
「嫌…じゃないけど…その…
恥ずかしいの!」
「じゃ、目を瞑って?」
「え?」
「良いから、ほら」
言われた通りに目を瞑ってみると
「……んっ…」
優しいキスが降ってきた。
ゆっくりと私の緊張を解きほぐすかの様に…
甘い…
甘い口付けに酔わされる…
身も心も…全部。
おわり
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