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守行
「ぐぅぅ!。」
和也
「どうした?、その程度か親父あ゛あ?。」
憲明
「あの親父さんが押されてる…。」
和也は守行の顔から手を離し。
次は髪を鷲掴みにして持ち上げると。顔を守行の顔に近づけた。
和也
「なんか答えたらどうだ親父よぉ。」
守行
「こん…ガキャ。
髪から手を…離さんかい!。」
守行の、渾身の一撃が和也の鳩尾に入り。
掴んでいた手を離した。
和也
「カッ…ハァァ!。」
守行
「次はこっちの番だ!。
《地獄連魔覇惨撃》。」
それはボクサーが構えるかの如く、体制を低くし。和也が怯んだ瞬間に一気に懐へと入ると。
大振りではあるが物凄い速さで和也を幾度となく殴る。
守行
「オルァオルァどしたあぁぁ!。
まだまだ序の口だぞ和也ぁ!。」
和也
「クソッ…が…!。」
和也の体が徐々に宙に浮く。
守行の一撃一撃は凄まじく。いまだにその攻撃の手を緩めるどころか、だんだん強さを増していく。
守行
「オルァオルァオルァオルァァ!。」
和也
「ごっ!…ブフッ!、ガフッ!…ガぁ!。オブフ!。」
ついに和也の焦点はずれ。白目を向いた。
守行
「これがラストだ!、味わえ!!。」
渾身の一撃が和也の腹にめり込み。
空高くへと舞い上がった。
口からは大量の血を吐き。
身体中には、まるで銃痕の様な跡に。黒く変色しつつある痣が大量に残された。
守行
「頭を冷やして詫びるが良い…。」
憲明
「か……、かっけえぇぇぇ!!。」
一樹
「まさかあの和也さえ…倒すなんて……。」
康之
「さすが獄竜会二代目組頭にして。和也の親父さんだ。」
憲明
「これで全部終わっ……?!。」
愛弓
「どうしたの?。」
憲明
「ってねーな…、やっぱ。」
守行
「んっ?。」
見ると、宙に浮いたまま和也が動かない。
守行
「クソが。」
次の瞬間、和也の目が真っ赤に染まる。
ソード
「なんだ?、どうした?。」
セラス
「クッ!、“最悪が目を冷ました”。」
愛弓
「それって…?。」
デスレックス
「アニジャーー!!。
まだいけません兄者!!。絶対になりませぬ!!。」
デスレックスの叫びが辺りを響き渡らせる。
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