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エピローグ アキラ&リュウ
「あれ?レイジ達は?」
背後からリュウがアキラに近づいた。
「んっ。元の世界に帰ったよ」
顔を袖で拭いながらアキラは答えた。
「…なんと」
「…あ、そうそうリュウ。」
驚くリュウの手をアキラは掴んだ。
「あの種馬云々はどうなったの?」
「んー。異常な衝動は消したと聞いたが…」
リュウは答えながらロキを見た。
『ま、万能種馬なのは変わりませんよ。そこは父親からの遺伝子です』
「…だそうだ」
苦笑するリュウ
それを聞いたアキラは口元を吊り上げて笑った
血濡れた顔のままなのでこれは恐い
思わずリュウは寒気を感じて身震いをする。
「あ、あのアキラ…?」
「リュウ、ちょっときて」
その後、直ぐ様アキラはリュウの手をひいて歩き始めた
「ま、まて、まだ僕はご飯食べたい!」
アキラは無言で引き摺っていく
「…アキラ?」
「…オリジナル?」
離れた地点で雑談していたクロノと瑠璃姫も気づき後を追う
残るはロキのみ
そのロキは邪悪な笑みを浮かべ呟いた。
『…計画通り』
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