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「陽向、じゃあ俺が太中さんを送っていくよ」
裕太郎の言葉に先輩は少なからず複雑な顔をしている。
『守ってやんなきゃ』くらい思ってたのかもなあ。
「天道、俺って頼りない?」
自信なさげな顔で俺にゴニョゴニョ耳打つ。
「あ、頼りないとかじゃなくて、アイツは…しっかりしているので。あはははっ」
頭を掻いていると
「太中さん、帰りましょうか?それとも、やっぱりお一人の方がいいですか?」
「当然、お二人様で帰ります。それじゃあ、天道に陽向くん、またな」
「「ごちそうさまでしたぁ~」」
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