この神父、到着

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今、私は街の広場に来ています ラス「ポチ…」 ギル「………はい」 アル物に視線をあわせたまま、低い声でポチを呼びます ラス「コレは何でしょうか?」 ギル「い、言っておきますが、作らせたのは将軍ですからね!?」 そんなことは尋ねてません ラス「コレは何かときいているのですが?」 ギル「…その、あの、見てわかる通り……将軍の…純金製の……全身像、です」 しかも本人より三倍大きいです……と、余計な情報までいただきました ラス「馬鹿なんですか!?何故こんな趣味の悪いもの作らせたんです!?こんな金があるならば子供のために使うべきでしょう!!」 ギル「止めて止まるような人だったら俺は苦労してねぇ!!だいたいアンタは記憶に無いだろうが滅茶苦茶気に入ってたぞ!!」 そんな馬鹿な……チビやリルの像ならまだしも、私の像なんて誰の得にもなりはしません ……よし、金塊に変えて子供たちのために有効利用しましょう ラス「【空間圧縮】」 像に手を向けて、魔法を使ってメゴシャッと潰させてもらいました ギル「あぁぁぁぁっ!?」 チビ「…………」ポカーン リル「…………」ポカーン よし、金塊はボックスに入れて……台座が寂しいのでタリロ教の神の石像を創造で作って置いときましょう ラス「これでよ……っ、あぁぁぁぁぁっ!!」 ギル「将軍!?」 ポチなんかの声を最後に割れるように痛む頭を抱きながら私の意識は途切れました
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