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「遅くなってごめんっ……」
「お兄ちゃん!」
中に入ってきたのは息を切らしたお兄ちゃん
「ごめんね…はい、これ」
「これ……千歳飴?」
「そう、神社って5時迄だから……それと袋の名前見て?」
渡された千歳飴の袋の名前は私の本名が書いてあった
「奈々子ちゃんの千歳飴だよ」
「………」
「着物は着せてあげられないけど…」
「お兄ちゃん…私を幾つだと…」
「まだ子供でしょ?」
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