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『亜沙美‥もっともっと幸せになれ!』
気が付くと私は、果てなんてあるんだろうか?と疑問に思うような見知らぬ広い広い花畑の中に居た。
見上げれば、雲1つない青く澄みきった空。
足下には名前の知らない可愛い小さな花がひしめき合っている。
それ以外は何もない不思議な場所。
ここは何処だろうと不安になっていた私に、その人は溢れんばかりの優しい眼差しを向けゆっくりと語りかけてきた。
「えっ‥?」
声の持ち主に視線を移すと、どこか懐かしくて、見覚えのある顔だった。
「嘘っ‥!?優?」
私の問いかけに優は何も答える事なく、優しく微笑むとそのままスーッと消えてしまった‥
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