一 無関心な会長

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それから会話も無く、恵悟は上機嫌で寮に帰って行った。 一人黙々と仕事をこなす。 苦痛とは感じなかった。 ただ単に会長の仕事だからする。 している。 それだけ。 日も暮れる頃、やっと俺は腰を上げた。 節々がたまにポキッとなる。 そんなことを気にせず、俺は眼鏡を外した。 視力はあまり悪くは無いが眼鏡の方が見えやすいため、いつも眼鏡を掛けている。 『今日は早めに帰るか…。』 ぽつりと呟いた俺は手元にあった携帯を手に取ると電気を消して生徒会室をあとにした。
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