3376人が本棚に入れています
本棚に追加
/190ページ
目は冷たいまま、恒は口角だけを上げ笑顔を作った。
そして…
「どういう事だと思う…?」
そうニヤリと笑い呟いた。
その言い方に充くんは少しキレ気味に言葉を続けた。
「純とお前は友達…
親友じゃなくて兄弟だった。
そういう事だよな?」
さっきの会話からすると、充くんの言ってる事が正しい、と思う。
「純は一人っ子ってあたしは聞いてた。
家族と離れて一人暮らししてたのと…何か関係があるの?」
純は彼女だったあたしにも家族の話はしなかった。
いや、正確には避けてたんだ。
最初のコメントを投稿しよう!