- 無知が故 -

8/12
2645人が本棚に入れています
本棚に追加
/1448ページ
「いや~助けられて良かったよ。」 無垢な笑顔で歩み寄ってくる少年。 翼は未だに何が起こったのか理解していないようだった。 放心状態の翼を心配してか、少年は話し掛ける。 「もしもし?大丈夫?」 少年は翼の顔を覗き込む。 「あ、ああ。大丈夫。これ……君がやったの?」 翼はT-レックスを指差す。 「うん、そうだよ。ちなみに君じゃなくて僕の名前は【天音空】」 「ああ、ごめん。」 「お兄ちゃんこの世界に来たばかりでしょ?」 「なんで分かるの?」 翼は尋ねると天音は自分のRIPを見せつける。
/1448ページ

最初のコメントを投稿しよう!