カメレオンの少年

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俺の名は七色隠夜。 普通の男子高校生だ。 いや、普通ではないな。 俺は…超影が薄いんだ。 他人に見えないくらいにだ。 特殊な能力だと思う。 マジで。 そんな俺にある日、一通の手紙が届いた。 「あぁ、眠い。日曜なのに早く起きちゃった」 休日なのに間違えて早く起きてしまったのだ。 俺は、新聞を取りにポストへと向かった。 「ん?何だこれ?」 ポストには新聞と一緒に俺宛に手紙がきていた。 「見てみるか」 自分の部屋に入りその手紙を開けると…意識が遠くなっていった。 気がつくと、一面真っ白な世界にいた。 「何処だここ…」 そして、目の前には知らない女が立っていたのだ。 「あ、やっと気がつきましたかぁ」 「誰だ、お前?」 「案内人のテラスです」
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