カメレオンの少年

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「案内人?」 「はい、これから七色様が行くアニマルワールドの案内人です」 「何で俺の名前を知ってるんだよ?」 「知ってますよぉ、七色隠夜様。ビーストサイキッカーですから」 「ビ、ビースト…何?」 「ビーストサイキッカー、動物の能力を持った人間です」 「へ、へぇ」 「理解できていただけましたか?」 「全然…」 この案内人の話しは全然わからなかった。 「そうですか、では一から説明しますね」 「た、頼むよ」 まずは、こいつに全て説明してもらうことにした。 「まず、あなたがここにきた理由を話します」 「おう」 「あなたはビーストサイキッカー、だからここに呼ばれました」 「ビーストサイキッカーってなんなの?」 「ビーストサイキッカーとは892億人に1人の確率で生まれる動物の能力を持っている人間です」 「へぇ、すごいね。でもその、動物の能力ってなんなの?」 「うーん例えば、昆虫のカマキリのビーストサイキッカーなら、腕が鎌になったりとか」 ようやくビーストサイキッカーというものがわかってきた。 「面白い」 「そうでしょう!ビーストサイキッカーは面白いんですよ!」 「で、俺もそのビーストサイキッカーだからここに連れてこられたと」 「はい、手紙…届きましたよね?」
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