プロローグ 1

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しかし終わりは来るもので。 その場に僕は倒れ込む。 近付いて来る足音には力が無い。 きっと彼ももう限界だったのだろう。 『ああ、もう少しだったのに』 でもこれでいい。 これでようやく死ねるのだから。 彼は僕が倒れ込んでいるのを見つけて、息を整えながら近付いて来る。 その右手には銃を握り締めて。 『…すまないな』 青い瞳で僕を見詰めながら彼は口を開く。 謝る必要なんか無いのに。 僕は死を望んでいるのだから。
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