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日本に緊張が走る中、
陸上自衛隊第46普通科連隊[中崎佑二]、[桐島康人]を含む部隊もまた、支援戦力として九州.佐世保へと向かったが、到着後すぐに更なる移動を命じられ、早々に佐世保を去ったが・・・
合流先は、二人の訓練生時代の同僚[神末昌行]が所属する第1護衛隊群だった。
彼らは再会を喜びながら、中崎、桐島は沖縄県陸上部隊の増援として。また、神末が所属する第1護衛隊群は既に東シナ海へ展開している混合艦隊の後詰めとして沖縄を目指すのであった。
間もなく、第2、第4混合護衛隊群に北朝鮮、韓国間で軍事衝突が発生したという報告が入る。
そしてそれに合わせたかのように、中国海軍が攻撃を仕掛けてきた。
第4護衛隊群旗艦「いせ」CDC指揮官[松田孝之]は、専守防衛に則り、向かってくるミサイルを迎撃する。
結果、第2、第4混合護衛隊群は主戦力であるミサイル護衛艦「はたかぜ」が被弾、戦闘不能となり撤退するも、なんとか敵の第一波攻撃に耐えた。
しかし攻撃を受けたにも関わらず、出来れば戦争は避けたいという意向もあってか、本格的な反撃の許可は下りなかった。
そんな困惑する日本側を嘲笑うかのように、立て続けに護衛艦隊を沈めようと敵潜水艦が襲ってくる。
このままでは多大な損害を受けると判断した松田は、司令部の命令を無視して対潜ヘリ、他の護衛艦にも指示を出し、連携して敵潜水艦へ攻撃を行いこれを撃退する。
が、やはり上からの命令は攻撃は仕掛けるなの一点張りであった。
しかし相手にはなんの関係もない。敵は更なる攻撃を仕掛けてくる。
中国、北朝鮮から弾道ミサイルが2発ずつ、計4発日本に向け打ち上げられたのだ。
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